鬼扇面木彫根付

江戸時代・19世紀
高3.6
線刻銘「正之(花押)」
東京国立博物館

江戸の人々にとって鬼は何かと親しみがある存在であったらしく、鬼を題材にした様々な意匠が根付として残されている。
これは扇を広げて胡坐をかいている様子。
根付としては無駄な出っ張りがなく、普段使いしやすそうなデザインである。
「正之」銘の根付は多数残されている。
上田令吉「根附の研究」に二名の正之がいたことが記されている。
寛政以降文政頃の人である「寶春齋正之」と、明治期に四谷箪笥町に住した浅草派の名工、加藤正之(1820年頃の生まれ)。
 
出典:国立博物館所蔵品統合検索システム