蝦蟇仙人牙彫根付

江戸時代・19世紀
高3.6
線刻銘「懐玉正次」
東京国立博物館
郷誠之助氏寄贈

蝦蟇仙人は三本足のヒキガエル、青蛙神(せいあじん)を従えて妖術を使うとされる仙人。

神仙を象った置物根付では非常にポピュラーな題材である。
「懐玉正次」は幕末~明治期の名工。懐玉、正次、懐玉斎正次。大阪の人。
文化十年-明治二十五年(1813-1892年)。
二十歳頃までは「懐玉堂」、三十歳頃まで「正次」、五十歳頃まで「懐玉」、その後は「懐玉齋正次」と入銘した。
良質な象牙で優れた根付を作る。
上田令吉「根附の研究」に曰く、「作品は主として置物根付の如きものにして其の十中七八は海外に輸出せらる」。

出典:国立博物館所蔵品統合検索システム