江戸時代・19世紀
高3.9
線刻銘「正次」
東京国立博物館
郷誠之助氏寄贈
近衛天皇の御世に帝を悩ませる怪物、鵺を源頼政が退治したという「平家物語」の説話に題をとった置物。
鵺は頭が猿、胴が狸、手足が虎、尾が蛇という怪物。
鵺の抗う様が生々しく伝わってくる、躍動感のある細密彫刻である。
能の演目に「鵺」がある。
「正次」は二十歳から三十歳頃まで用いた銘。
文化十年~明治二十五年(1813-1892年)。
二十歳頃までは「懐玉堂」、三十歳頃まで「正次」、五十歳頃まで「懐玉」、その後は「懐玉齋正次」。
天保の頃の作か。




